私たちが選んだ「一階完結」という暮らし方。
家づくりを考え始めると、
「リビングには大きな吹き抜けが欲しい」
「収納は多いほどいい」
そんな“王道の理想”が、自然と浮かびます。
我が家も最初は同じでした。
しかし地元HMと打ち合わせを重ねるうちに、
少しずつ考えが変わっていきます。
私たちが本当に欲しかったのは、見た目の豪華さより、暮らしやすさ。
家族4人が、無理なく生活できる動線でした。
その結果できたのが、
- 延床 43坪
- 2畳の小さな吹き抜け
- 一階完結の生活動線
少し独特ですが、
実際に住んでみると、とても心地よい家になりました。
💡 初めての方へ
そもそも「マイほの。」ってどんな家?
東北に建てた43坪・注文住宅の全データと、私が失敗談を晒してまでブログを書く理由は?
▶ **[こちら(自己紹介ページへのリンク)]**で紹介しています。
1. 一階で暮らしが完結する動線の間取り


我が家の家づくりの軸は「一階完結」という考え方です。
結果的に43坪という広さになりましたが、1階の暮らしやすさを考え抜いた結果のこの広さです。
1階の構成はだいたいこんな感じです。
- 14.5畳DK (キッチンとダイニングが横並び )
- 10畳のリビング (2畳吹き抜け)
- 3.7畳の和室
- 3畳の書斎
- 2畳パントリー
- 1.5畳洗面室
- 1.5畳トイレ
- 2.5畳ランドリー兼脱衣所
- 5.2畳玄関+廊下
- 2.5畳風除室
キッチンを起点にした短い動線
- キッチン → パントリー
- キッチン → 洗面 → ランドリー
料理・洗濯・ストック管理が数歩でつながり、 共働きの朝の負担が大きく減りました。
3.7畳の和室が動線の支点に
普段は子どもの遊び場。 洗濯物が多い日は、ランドリーからあふれた衣類の置き場にもなります。
LDKと廊下のどちらからも出入りできるため、 家の中の動きが自然とここに集まり、 我が家の中継地として機能しています。
2. あえて「2畳」に絞った吹き抜けの理由
リビングには、わずか 2畳の吹き抜け を設けました。
「吹き抜けは大きくないと意味がない」 という考え方もありますが、 小さくても光はしっかり落ち、 LDKに柔らかな陰影をつくってくれます。
本当はロマンを込めた場所だった
吹き抜けは主寝室に隣接しています。
当初は、
- 朝陽で目覚める
- 夜空を眺める そんな小さな楽しみを想像していました。
しかし、設計を詰める段階で、 「もし子どもが身を乗り出したら」という不安が消えず、 窓は 開閉できないフィックス窓 に変更しました。
安全を優先した、親としての判断です。
3. 住んで分かった“現実”との折り合い
もうひとつ誤算がありました。 私自身の寝つきの悪さです。
吹き抜けを通ってくるLDKのわずかな光や気配が気になり、 結局、夜はカーテンを閉めて眠るようになりました。
ロマンは薄れましたが、 家族の安全と、自分たちの睡眠を守るための選択 だと思っています。


4. ファミクロを作らなかった後悔と工夫
「一階完結」を掲げながら、衣類収納だけは2階。 この矛盾が、リビングの“ちょい置き”につながりました。
ただ、ランドリー下に収納ケースを置くことで、 干す → しまう が同じ場所で完結するようになり、 今ではこれが我が家の最適解になっています。
さいごに
我が家は「一階完結」を目指しながら、
あえて“洗濯物をしまう場所だけを2階に残す”という選択をしました。
一見すると中途半端な間取りかもしれません。
ですが、すべてを一階に詰め込まなかったことで、
空間にも、暮らしにも「余白」が生まれました。
完璧な動線をつくることよりも、
無理なく続けられる暮らしを選んだ結果です。
家づくりに“正解”はありません。
あるのは、それぞれの家族にとっての「優先順位」だけです。
我が家にとっての答えは、
「一階で暮らしは完結させる。ただし、すべては完結させない」
という考え方でした。
少し矛盾しているようで、
この“余白”こそが、暮らしやすさにつながっていると感じています。
これから家づくりをされる方にとって、
「何を一階に残し、何をあえて手放すか」を考えるヒントになれば嬉しいです。
次回の予告
次回は、「【第2記事】【検証】43坪の家|2畳(91cm×364cm)の吹き抜けは明るい?寒い?音は響く?半年住んだリアル」をお届けします。
面積を絞ったからこそ得られたメリットと、図面では見えなかった「音と光と睡眠」の意外な関係について。我が家の吹き抜けの『正解』をさらに詳しく解説します!

コメント