【第1記事】広さ43坪、吹き抜けは「わずか2畳」。私が辿り着いた一階完結住宅の答え。

間取り・設計

私たちが選んだ「一階完結」という暮らし方。

家づくりを考え始めると、

「リビングには大きな吹き抜けが欲しい」
「収納は多いほどいい」

そんな“王道の理想”が、自然と浮かびます。
我が家も最初は同じでした。

しかし地元HMと打ち合わせを重ねるうちに、
少しずつ考えが変わっていきます。

私たちが本当に欲しかったのは、見た目の豪華さより、暮らしやすさ。
家族4人が、無理なく生活できる動線でした。

その結果できたのが、

  • 延床 43坪
  • 2畳の小さな吹き抜け
  • 一階完結の生活動線

少し独特ですが、
実際に住んでみると、とても心地よい家になりました。

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1. 一階で暮らしが完結する動線の間取り

我が家の家づくりの軸は「一階完結」という考え方です。

結果的に43坪という広さになりましたが、1階の暮らしやすさを考え抜いた結果のこの広さです。

1階の構成はだいたいこんな感じです。

  • 14.5畳DK (キッチンとダイニングが横並び )
  • 10畳のリビング (2畳吹き抜け)
  • 3.7畳の和室
  • 3畳の書斎
  • 2畳パントリー
  • 1.5畳洗面室
  • 1.5畳トイレ
  • 2.5畳ランドリー兼脱衣所
  • 5.2畳玄関+廊下
  • 2.5畳風除室

キッチンを起点にした短い動線

  • キッチン → パントリー
  • キッチン → 洗面 → ランドリー

料理・洗濯・ストック管理が数歩でつながり、 共働きの朝の負担が大きく減りました。

3.7畳の和室が動線の支点に

普段は子どもの遊び場。 洗濯物が多い日は、ランドリーからあふれた衣類の置き場にもなります。

LDKと廊下のどちらからも出入りできるため、 家の中の動きが自然とここに集まり、 我が家の中継地として機能しています。


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2. あえて「2畳」に絞った吹き抜けの理由

リビングには、わずか 2畳の吹き抜け を設けました。

「吹き抜けは大きくないと意味がない」 という考え方もありますが、 小さくても光はしっかり落ち、 LDKに柔らかな陰影をつくってくれます。

本当はロマンを込めた場所だった

吹き抜けは主寝室に隣接しています。
当初は、

  • 朝陽で目覚める
  • 夜空を眺める そんな小さな楽しみを想像していました。

しかし、設計を詰める段階で、 「もし子どもが身を乗り出したら」という不安が消えず、 窓は 開閉できないフィックス窓 に変更しました。

安全を優先した、親としての判断です。

3. 住んで分かった“現実”との折り合い

もうひとつ誤算がありました。 私自身の寝つきの悪さです。

吹き抜けを通ってくるLDKのわずかな光や気配が気になり、 結局、夜はカーテンを閉めて眠るようになりました。

ロマンは薄れましたが、 家族の安全と、自分たちの睡眠を守るための選択 だと思っています。


4. ファミクロを作らなかった後悔と工夫

「一階完結」を掲げながら、衣類収納だけは2階。 この矛盾が、リビングの“ちょい置き”につながりました。

ただ、ランドリー下に収納ケースを置くことで、 干す → しまう が同じ場所で完結するようになり、 今ではこれが我が家の最適解になっています。


さいごに

我が家は「一階完結」を目指しながら、
あえて“洗濯物をしまう場所だけを2階に残す”という選択をしました。

一見すると中途半端な間取りかもしれません。
ですが、すべてを一階に詰め込まなかったことで、
空間にも、暮らしにも「余白」が生まれました。

完璧な動線をつくることよりも、
無理なく続けられる暮らしを選んだ結果です。

家づくりに“正解”はありません。
あるのは、それぞれの家族にとっての「優先順位」だけです。

我が家にとっての答えは、

「一階で暮らしは完結させる。ただし、すべては完結させない」

という考え方でした。

少し矛盾しているようで、
この“余白”こそが、暮らしやすさにつながっていると感じています。

これから家づくりをされる方にとって、
「何を一階に残し、何をあえて手放すか」を考えるヒントになれば嬉しいです。


次回の予告

次回は、【第2記事】【検証】43坪の家|2畳(91cm×364cm)の吹き抜けは明るい?寒い?音は響く?半年住んだリアルをお届けします。
面積を絞ったからこそ得られたメリットと、図面では見えなかった「音と光と睡眠」の意外な関係について。我が家の吹き抜けの『正解』をさらに詳しく解説します!

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